初期費用を回収するには作業を何回行えばよいですか?

1回あたりの外注費と内製費の差を求め、初期費用を回収できる作業回数を計算します。費用が減らない案と、回数に端数が出る場合も確認します。

説明図:作業費のシナリオの架空の入力データ
架空のデータを使った説明図です。実際の画面キャプチャではありません。

外注していた作業を自社で行えば、1回の費用を減らせるかもしれません。ただ、設備などの初期費用は先にかかります。JOIN SHEETで初期費用を1回の節約額で割ると、何回で同額になるか計算できます。ここでは費用の計算方法を扱い、設備の導入や投資を勧めるものではありません。

作業1回の範囲をそろえる

架空の費用は同じ通貨で、外注と内製が同じ成果物を提供すると仮定します。初期費用は1回限りで、回数が増えても1回の費用は変わりません。人件費や消耗品の含め方も両側でそろえます。

案 初期費用 外注1回費用 内製1回費用
A 240 80 50
B 250 70 30
C 100 40 40
D 100 30 40

節約額を確認してから割る

  1. 作業費のシナリオを結果の基準に選び、「結果を整理」で「計算」を追加します。
  2. 外注1回費用から内製1回費用を引き、「1回の節約額」を作ります。ここで適用すればCが0、Dが−10と確認できます。
  3. 途中の結果を確認した場合は「結果を整理」を開き直します。1回の節約額が0より大きい「絞り込み」を追加し、節約できない案は回収回数の計算から外します。
  4. その下で初期費用を1回の節約額で割り、「回収回数」を作って「適用」を押します。

説明図:外注費から内製費を引く → 1回の節約額が正の案 → 初期費用を1回の節約額で割る

6.25回を6回と読まない

Aは240÷30=8回で初期費用と累積節約額が一致します。Bは250÷40=6.25回です。完了した作業で数えるなら6回の240では不足し、7回の280で上回ります。アプリが6.25を自動で7に切り上げたわけではありません。

案 初期費用 外注1回費用 内製1回費用 1回の節約額 回収回数
A 240 80 50 30 8
B 250 70 30 40 6.25

説明図:Bの同額点は6.25回。完了した作業なら7回で初期費用を上回ります。

Cは節約額がなく、Dは作業ごとに費用が増えるため、この条件での回収回数はありません。除外された理由も元データで確認してください。時間価値、維持費、残存価値、需要変化は含めず、実際の判断に必要な未入力費用を推計するものでもありません。

自分のファイルで始めましょう

JOIN SHEETを使ってみる ↗

Excel・CSVの作業はPCでご利用ください。
新しいタブで開くため、作業中のデータは置き換わりません。

サンプルの検証日:

出典

Getting a formula as a quasi-breakeven analysis.の質問を参考に、独自の架空データで手順を作成しました。